109シネマズ名古屋で「サボタージュ」を観る。冷静にものごとを進めている人ほど、本当に考えていることは違ったりする。ボクもよく言われる。何考えているか分からないって。違うのだ、ボクは考えているのではなく、何も考えていないのだ。

『サボタージュ』11月7日(金) TOHOシネマズみゆき座 ほか全国ロードショー

麻薬取締局DEAの中でも最も強いとされる特殊部隊のリーダーを務め、ブリーチャー(破壊屋)の異名を持つジョン・ウォートン(アーノルド・シュワルツェネッガー)。彼とそのチームは麻薬カルテルのアジトを急襲し、巧みなチームワークと見事な戦術でミッションを成功させる。だが、組織が隠し持っていた1,000万ドルもの大金が突如として消え、それと同時に隊員たちが何者かによって一人、また一人と殺害されていく。報復や隊員の犯行などが疑われる中、ジョンは女性刑事と一緒に事件の真相を追い掛けていく。

引用元:映画『サボタージュ』 – シネマトゥデイ

ボクは自分では動揺を表に出さないタイプだと思ってます。なにか大きなことが起こっても、あんまりバタバタしない。そのかわり、普段とあまり変わらない顔でミスをするので、周りからは困った奴だと思われてるかもしれない。

それでも、平静を装ってても心が思いっきり動揺していることもあるのです。ラジオの生放送の時にも何回かありました。言葉が出てこなくなったら大変なことになるので何かはしゃべってるんだけど、それが何をしゃべっているのかは分からない。いつもは自分のしゃべりを自分で聞いてコントロールしてるんだけど、そいつがどっかにいっちゃってる状態。

自分としてはかなりヤバい状態なんだけど、それでも周りから見たら普段と変わらないと思われてるかも。この作品の主人公ジョンも、みんなに見せている表情と心の中は違っていたはずなのです。

愛する妻を残酷に殺される映像を見た後も、心を平穏に保ち、よきリーダーであるジョン。一瞬、ドラマの「3年B組 金八先生」かと思った。部下を信頼しているからこその行動で、チームの心はひとつになる。

そして、終盤を観ながらボクの頭の中にフラッシュバックしたのが、このシーン。ただ、その時に思ってた感情とは別のものがわき上がってきた。シュワルツェネッガー金八先生とも言えそうなあのシーンがこんな形で効いてくるとは。

ジョンが冷静だからこそ、怖いのだ。また、死体をあそこまでリアルに作っているからこそ、怖いのだ。水の中に沈めておく方法は勉強になった。人間を水の中に沈めておかなきゃいけないシチュエーションは日常では絶対ないだろうけど。